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ユニフォームの色

世の中には色彩心理学という言葉があるくらい、色と心理状態は関係していると言われています。例えば、小児科では看護師のナース服がピンクなことがあります。これは、ピンクが温かみのある色であることで、子供たちの治療の恐怖心を取り除くためにピンクが用いられることが多いのです。このように身につける色によってもたらされる心的効果があるのです。

ユニフォームの色を決める際にはこのような心的効果も大切ですが、もう一つ競技の邪魔をしないという必要性もあります。柔道は競技中の判定がしやすいように従来の白ではなく判定のしやすい青が採用されるようになりました。このように競技の判定の正確性を出すために色を決める必要もあります。

しかし、このような競技のルールとして色が指定されていない場合にはチームの潜在能力を十分に発揮するために心理的な働きをする色を用いることが有効です。また、チームカラーがあれば応援する人たちも同じユニフォームを着たり自然そその色のものを身につけたりします。競技中に応援してくれる人たちが同じ色のものを身につけているのを目にすると、それによっても選手は競技中に励まされます。そのような面でもユニフォームの色は重要な意味があるのです。

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ユニフォームの実用性

皆が揃ったユニフォームを身につけることが心理的に大きな役割を担っていますが、もちろん実用面でも大きな役割を担っています。ユニフォームを身につけるということは、安全面、機能面、衛生面、でも重要なのです。ユニフォームというとスポーツ選手が着用するイメージがありますが、日本語では制服、作業着という訳もあります。学生が制服を着るのも、看護師さんがナース服を着るのも学習効果や仕事の生産性を上げるために必要なことなのです。

特に、競技で用いるユニフォームというのは、最大のパフォーマンスをするために多くの工夫がされています。常に走り回っているバスケットボールのユニフォームなどは通気性や吸汗性を高めるために素材や裁断、縫製といった細かいところまでこだわって作られています。また、サイズ感もフィットする方が良いのか少し余裕がある方がいいのか、といった違いも細かく調整がされています。このような調整をしてもチームとしての統一感が残るデザインであり、なおかつその性能が高いものを作ることが重要です。そのため、競技によってはポジションによって色や形態の異なるユニフォームを着用することもありますが、チームとして結束を固めるために統一感のあるデザインや配色になるようにもこだわって作られています。

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ユニフォームの必要性

ユニフォームとは日本語にすると制服と訳します。スポーツの中でも特に団体競技においてチームとして揃える服装のことです。チームのメンバーが誰かということを明らかにするためにも着用しますが、オリンピックのような国際大会でも選手団が用意する揃いの服をユニフォームとも呼びます。

ユニフォームを用意する事は、競技がしやすくなることや、観戦している人にもわかりやすくなる以外にも色々なメリットがあります。審判も判定がしやすくなりますし、競技をしている人たちも自分たちのチームのメンバーの認識がしやすく競技に集中しやすいです。また、観戦している人たちも、ルールに詳しくなくても応援しやすくなるので競技への敷居を下げることにも役立ちます。

そして、同じユニフォームを着て競技に参加するということは、集団に対する帰属意識も高まりますし連帯感が生まれます。個人的なプレーよりも仲間を信じてチームワークをたいせつにするプレーが行われるようになりますから、チームに結束力も生まれます。そして、この効果はチームのプレイにだけでなくチームの和を乱さないようにというプレー外での過ごし方にも変化を生みます。競技だけでなくチームのルールを違反することを防いだり外での粗悪行為を自然と抑制する効果もあります。このような面からもユニフォームは必要とされるのです。そこで、ここではユニフォームがより効果を発揮するために実用性のあるものを作るために気をつけるべき点と心理的な影響を大きくするために色による心理的効果についても紹介していきます。